精神的な影響を受けやすい過敏性腸症候群、便秘といっても病気の場合もある慢性便秘、細菌感染の可能性が高い急性下痢、牛乳の乳糖が原因となる乳糖不耐症の症状と治療法です。
急性腸炎・慢性腸炎
急性腸炎は、腐った食品を食べる、または汚染された食品を食べた時や、抗生物質を服用した場合、下痢などが起きます。慢性腸炎は腸内の細菌の増減や精神状態が悪い、腸のポリープや消化器系統の癌でおこるものもあります。
内科・消化器内科
急性腸炎は、腐った食品を食べる、または汚染された食品を食べた時や、
抗生物質を服用した場合、下痢などが起きます。
これは腸に病変があるわけではなく、一時的な胃腸の不調でもよくみられます。
家庭で安静にして休むと完治するものから、医師の診察が必要とするものまで様々です。
急な下痢のほか、嘔吐、腹痛などがあります。
下痢には血液が混じることもあり、細菌性の腸炎では発熱もあります。
安静にすることが一番です。
下痢をするので、身体から水分が抜けてしまうので脱水状態になります。
水分の補給をして、症状が落ち着けたころに、柔らかいものを食べるようにします。
慢性腸炎は少なくとも数週間は下痢が続きます。
はっきりした原因はわかっていませんが、腸内の細菌の増減や
精神状態が影響していることも考えられます。
腸のポリープや消化器系統の癌でおこるものもあります。
軟便や水溶性の便まで、様々な状態の下痢が起こりますが、
急性腸炎ほど、激しくありません。
また、下痢だけではなく、下痢と便秘を繰り返すことがあるのも
慢性腸炎の特徴です。
食生活の改善が治療の基本となります。
さっぱりとした食品、高蛋白質の食事をして、胃腸に負担をあたえないようにします。
アルコールや冷たい物、刺激物もさけ、医師の指示で薬物療法も行います。