子供の急性胃腸炎・急性消化不良・腸管アレルギーなどの胃腸の症状

子供にみられる胃腸の病気

小児科

急性胃腸炎は、突然、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状がおきるものです。

急性胃腸炎は、ウィルスによるものが多く、サルモネラ菌やブドウ球菌による食中毒や、赤痢菌などの細菌感染も原因となります。子供は風邪や細菌感染で急性胃腸炎の症状を現しやすいものです。

水分を補給し、消化の良い食べ物を与えるようにしながら薬を飲ませます。

急性消化不良症は、激しい下痢や嘔吐、脱水症状さらには体重減少がおきるものです。
消化の良くない食物など与えたりすることや、細菌やウィルスの腸へ感染でおきます。
水分と塩分を十分に補給したうえで医師の診断をうけましょう。

腸管アレルギーは、胃や腸などの消化管に急性胃腸炎は、突然、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状がおきるものです。

腸管アレルギーは、卵やソバ、ミルクなどの特定の食品を食べた後、急性の腹痛と下痢、じんましんがおきるもので、ときには嘔吐もあります。

他の子供は何でもないのに、特定の食べ物で腹痛や下痢などを起こすのが特徴です。
アレルギー専門の小児科医の診察を受けてください。

鼠径ヘルニアは、太ももの付け根の内側や陰嚢が、泣いたりいきんだりしたときに、膨らむものです。いわゆる「脱腸」です。男児に多くみられますが、女児にもあります。

鼠径ヘルニアは、太ももの付け根の内側や陰嚢を押すと、グジュグジュと音がして簡単に引っ込んでしまう場合や、自然に出たり入ったりしている場合で、本人の機嫌が良ければ、差し当たって心配はありませんが、小児科の医師と治療法を相談してください。

しかし、簡単に引っ込まなくて痛がる場合は、腸の一部が死んでしまう「ヘルニア嵌頓」という危険な状態になるので、これは緊急手術が必要になります。

臍ヘルニアは、いわゆる「出べそ」のことで、生後3か月くらいが一番よくおきます。

腹部の上から下へ走る縦の2本の筋肉は中央でくっついているのですが、へそのところだけ、臍の緒が通っていたために離れています。この穴状のところから、腸などがはみ出してくるのが臍ヘルニアです。普通は2歳くらいまでに治りますが、治らない場合には手術をします。