爪の色の変化で病気がわかる症状と治療法

爪の色の変化

爪の周りが赤くなって腫れる爪囲炎、爪甲がくぼんでしまう匙形爪甲、爪甲の先端から根元へめくれ上がる爪甲剥離症、巻き爪の陥入爪、指の末端が肥大する時計ガラス爪のように爪の色の変化で大きな病気の表れの場合があります。それぞれの症状と治療法

爪の色の変化でわかる病気

爪の色の変化でわかる病気

 

受診科

皮膚科

 

爪の成長が遅くなったり、リンパ浮腫を伴う病気になると黄色くなり、
緑膿菌が感染すると緑色になります。
また、爪白癬以外で白くなるのは爪母の角化異常が原因とされています。
白班が現れるのは腎障害やアルブミン血症のこともあります。

  • 爪が黄色の場合:原因となる病気の治療をします。
  • 緑色になった場合:緑膿菌によく効くゲンタマイシンやカルベニシリンなどを内服したり軟膏を塗ったりします。
  • 白くなった場合:原因が病気の場合はその治療をします。

 

爪の周りが赤くなって腫れる爪囲炎

原因

爪の周囲の皮膚が赤くなって腫れるものです。
洗剤や薬品による接触皮膚炎や真菌症、細菌感染、ウィルス感染などが原因となることが多いのです。

 

症状

爪の甲が厚くなったり、デコボコしたりします。
細菌に感染すると、押すと痛んだり膿がでたりします。

 

治療

原因に応じて抗真菌剤や副腎皮質ホルモンを使用します。
細菌感染には抗生物質、ウィルス感染には抗ウィルス剤を使用します。

 

爪甲がくぼんでしまう匙形爪甲

原因

低色素性貧血、レイノー病や十二指腸症などでもおきることが多いものです。

 

症状

爪甲がくぼんでしまうものです。

 

治療

原因となる病気の治療をします。

 

爪甲の先端から根元へめくれ上がる爪甲剥離症

原因・症状

爪甲の先端から根元へ向かって爪がめくれ上がるもので、食器洗いの洗剤などによる継続的な刺激や細菌・薬疹、強皮症などでもおき、爪は黄白色になります。

 

治療

爪そのものの異常なら副腎皮質ホルモン剤を塗ります。
原因疾患がある場合は、その病気の治療をします。

 

巻き爪の陥入爪

原因

爪の縁がだんだん皮膚に食い込んでいくものです。
靴がきついときなど、親指におきることが多いものです。

 

症状

爪の周囲の皮膚が赤く腫れて痛みます。

 

治療

爪切りをしますが、爪切りができない場合は、外科的な治療をします。

 

指の末端が肥大する時計ガラス爪

原因

気管支拡張症や肺気腫、肺がんなどの、肺の病気の症状や、心臓病や肝硬変、甲状腺機能亢進症などの一つであることが多いものです。

 

症状

爪の甲が全体的に大きくなって指の末端が肥大してきます。

 

治療

原因となる病気の治療をします。


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