日本の成人女性の約1割が鉄欠乏性貧血です。また、ビタミン不足でおきる巨赤芽球性貧血、モグロビンの生成に障害がある場合に起きる鉄芽球性貧血、骨髄の機能が低下しておきる再生不良性貧血、赤血球の再生に障害が起きる溶血性貧血の症状と治療法です。
脾腫・骨髄線維症の症状
脾臓が腫れて大きくなる脾腫ですが、脾腫になるのは骨髄線維症もありますが、骨髄線維症は造血機能が低下する病気で決め手となる治療法はないのです。
内科・外科
脾腫は脾臓が腫れて大きくなるものです。
原因は肝硬変や心不全などによって脾臓がうっ血するもの、細菌やウィルスに感染し、
身体が感染に反応しようとして脾臓の細胞が増殖するもの、慢性や急性の白血病や
溶血性貧血、悪性リンパ腫などの血液の病気によっておこるものなど様々です。
また、脾臓には血液を破壊する働きがありますが、その機能が亢進しても脾腫がおこり、
骨髄線維症でも脾腫が現れます。
原因や腫れの程度で症状も影響されますが、左上腹部に腫れや痛みがあるほか、
呼吸困難、吐き気、嘔吐、便秘などが現れます。
原因となる病気があれば、その治療を優先して治療します。
脾臓が原因なら、摘出手術をします。
血液を作るのが骨髄ですが、その骨髄に線維が増えて造血機能が低下するものです。
原因がはっきりわからない場合と、癌の転移や重い血液の病気などが原因になる場合があります。
病気そのものは多くないのですが、男性が中年になってから発症するケースが多いのです。
また、死亡に結びつくことが多く、治療も困難です。
貧血症状が現れるとともに、脾臓が腫れて左上腹部が痛みます。
症状が進行して脾臓の中の血管が狭くなったり、詰まったりすると激痛がおきます。
決め手となる治療法はないので、輸血をしたり、ホルモン剤を投与したり、
X線を照射したりしますが、思わしくなければ脾臓の摘出手術を行います。