難聴と一口に行っても生まれつきの先天性難聴、治療の薬剤によっておこる薬剤性、また朝起きると突然、耳が聞こえない突発性、職業による外傷性、他にも老人性難聴もあります。
鼓膜裂傷と鼓膜炎
外的要因で起きる鼓膜裂傷、また鼓膜炎は外耳道炎・耳垢栓塞などが鼓膜に及んだ場合に起きます。耳のかゆみ、耳鳴り、難聴などの症状があり、鼓膜に水疱が出来る場合もあります。
耳鼻咽喉科
外的要因、つまり、激しい耳かきで耳を傷める、耳の近くで大きな爆音を聞いたり、頭部の損傷が鼓膜まで及んでいる場合などに発症します。
耳の痛み、耳鳴り、難聴といった症状が出てきます。
頭部の損傷があり、上記の症状に加えて、出血や耳垂れがある場合、頭部に重大な損傷を負っている恐れがあるので、早急に医師の診察を受けねばなりません。
鼓膜の裂傷だけであれば、抗生物質や消炎剤を用いれば数日で治まります。
水や細菌の感染に中耳までに及ぶことがあるので、患部に水が入らないように清潔にしなければなりません。
外耳道炎、耳垢栓塞などが鼓膜に及んだ場合に起こります。
また、かぜなどのウィルス感染が原因で起きる場合もあります。
鼓膜に裂傷のない鼓膜自体の炎症ですので、
症状は耳の奥のかゆみ、耳鳴り、軽い難聴があります。
また、鼓膜に水疱ができ出血を伴う耳垂れが出ることもあります。
耳垂れが出た場合は、ふき取って、患部を清潔にします。
薬剤としては抗生物質の飲み薬、および点耳を行います。
鼓膜に出来た水泡は、潰すと痛みが軽くなります。