胃炎は消化器疾患では多くみられるもので、胃の粘膜に炎症をおこすものです。急性胃炎は小児に多く現在では少なくなっているようです。一方、慢性胃炎はアルコールの飲みすぎ、刺激物の取り過ぎによって発症します。
胃神経症・空気嚥下症
精神的な要素が原因になっている胃神経症、げっぷを繰り返す状態が空気嚥下症ですが、胃神経症が原因の一つとも言われています。胃の壁の一部が膨らんで突き出た状態の胃憩室の症状を確認しましょう。
内科・消化器内科・心療内科
胃に原因となるような病変がないのに、様々な胃の症状を訴えるものです。
精神的な要素が原因になっていると言われています。
食欲不振、上腹部痛、胃の膨満感や不快感、嘔吐、げっぷ、胸やけなどですが、
そういう症状が続いていても、身体の衰弱などの変化はありません。
心理療法や向精神薬などの薬物療法をします。
普段は食事をしていても自然に空気を吸い込みますが、それはおならやげっぷとして外にでますが、その空気を飲み込むのが習慣となってしまい、げっぷを繰り返す状態が原因となって起こります。胃神経症が原因となる場合があります。
げっぷが多い、げっぷが止まらないというのがあります。
精神的なもので発症しているなら、心理療法や薬物療法をします。
胃憩室は胃の壁の一部が外へ膨らんで突き出た状態です。
原因は胃の内圧が強いことや、炎症性の疾患があることなどでおこります。
この症状は胃の入り口付近に良く発生します。
自覚症状はほとんどありませんが、潰瘍や炎症を合併する場合は、腹痛・胸やけ・嘔吐などが現れます。
自覚症状がない場合は、特に治療に必要はありませんが、痛みなどの症状がみられるときは、
消火剤、蠕動促進剤、粘膜保護剤などが用いられます。
憩室が破裂すれば、手術で憩室を切除することになります。