インフルエンザは39度前後の急な発熱と悪寒で発病。だるさ・頭痛・腰痛・筋肉痛・関節痛など全身症状が強いのが特徴の症状があります。
風邪症候群
風邪症候群は発熱・悪寒・くしゃみ・鼻水・鼻つまり・声枯れ・咳・痰・頭痛・だるさの症状があります。
風邪は、そのほとんどがウィルスや細菌などの感染によるものです。
誰もがよくかかる病気であり、一人の人が年間に平均して5〜6回はかかると言われています。
季節の変わり目などに、よく風邪症候群になります。
内科・呼吸器内科
ほとんどはウィルス感染で、中でもライノウィルスが最も多くなっています。
数種類のウィルスが重複している場合もあります。
最初に、鼻粘膜の炎症の症状が現れます。
鼻粘膜の違和感からくしゃみが始まり、薄い鼻水がでてくるようになります。
やがて、薄かった鼻水が粘性を帯びてきて、鼻で息がしづらくなります。
また、のどの痛みや咳などのほか、発熱や頭痛を伴う場合もありますが、
インフルエンザと比較すると、症状は軽いものが多く、1週間ぐらいで治ります。
ウィルスがコクサッキーウィルスの場合は、上気道だけでなく腹部が痛くなる症状が現れたり、胃や腸の粘膜に影響するウィルスであれば、下痢も起こします。
ウィルスに有効な抗ウィルス剤はまだありません。
基本的に治療できる薬剤もないのです。
そのため治療は、それぞれの症状を抑える対症療法が中心となります。
市販の薬を利用する場合、総合感冒薬という何種類の薬剤が処方されたものも
ありますが、症状がはっきりしている場合には沈痛・解熱を目的としたもの、
咳止めや鼻水止めを目的としたものなど、症状に合わせた薬を選んでください。
また、対症療法とともに、安静や保湿、水分補給、十分な栄養の補給といった一般的な療法も大切になります。