耳鼻咽喉科
アレルギー体質の人が、アレルゲンとなる花粉を吸入することで発症します。
日本ではブタクサ、カモガヤ、スギなどが代表的なアレルゲンで、
近年はスギによる花粉症患者が急増しています。
このアレルギーは生まれつきと言うより、環境も大きく、
小さいころ、田舎で育ち、花粉症ではなかったのに、
成人して都会に出てきたら急に花粉症になった人など多いのです。
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・嗅覚障害などを起こすアレルギー性鼻炎、
目のかゆみや充血をおこすアレルギー性結膜炎が代表的な症状で、
頭痛や咳の発作を伴うことがあります。
マスクを着用するなど、アレルゲンとなる花粉と接触しないようにします。
抗アレルギー剤は鼻の過敏性を低下させて症状を緩和しますが、
効果が出るまで飲み始めてから2週間ほどかかるので、
症状が現れる前に飲み始める必要があります。
対処療法としは抗ヒスタミン剤を飲むこと、副腎皮質ホルモン剤の点鼻が有効です。
完治させるためには、身体の体質を変える必要があり、
身体の体質を変えるためには数年位かかると言われています。
ある特定の物質に過敏な反応をおこす体質の人が、室内の埃やダニ、またペットの毛、花粉など空気中の様々なアレルゲン(アレルギーを起こす物質)を吸入するとおきます。
くしゃみと大量の鼻水・鼻づまりが主な症状で、鼻の中のむずがゆさや目のかゆみも伴います。本当に苦しいです。
原因となるアレルゲンと接触しないようにすることが大切で、
室内の埃が原因なら掃除を丹念に行うといった環境の改善が必要です。
今では空気清浄機も強力なものが販売されていますので使ってみるのも良いでしょう。
減感作療法はアレルゲン物質のエキスを定期的に注射して体内に遮断抗体を作り、アレルゲンを吸入してもアレルギー反応が起こらないようにするものです。これが2〜3年ほどかかる長期療法です。
炎症を抑える薬物療法としては、抗ヒスタミン剤の内視や副腎皮質ホルモン剤の点鼻があります。鼻づまりが主な症状の場合には点鼻したり、レーザー療法を行います。