顎に過度の負担をかけた場合におこる顎関節症、顎の関節が外れる顎関節脱臼、唾液の中の石灰分が沈着して唾石となる唾石症の症状と治療法
舌炎・毛舌・地図状舌
舌に出来た炎症を総括して舌炎、舌の表面に白く縁どられた赤い斑点ができる地図状舌、他の菌が増殖する菌交代現象によっておこる毛舌の症状と治療法
耳鼻咽喉科・口腔外科
口内炎が舌にまで及んだ場合におこるほか、ビタミンB12の欠乏が原因でおこるメラー・ハンター舌炎、鉄分の欠乏が原因でおこるプラマー・ビンソン症候群など、舌に出来た炎症を総括して舌炎といいます。
舌の表面に赤い発疹ができ、舌が焼けるような感じあります。
また、味覚障害を起こす場合もあります。
舌炎の一種と考えられていますが、はっきりした原因はわかっていません。
舌の表面に白く縁どられた赤い斑点ができ、日によって、その形状が変化するために、地図状舌といわれています。とくに小児によくみられます。
また、他の舌炎と比較して、症状が軽いため、自覚症状がない場合もあります。
抗生物質を投与しますが、自覚症状がなければ、特に治療を必要としません。
感染症治療によって、いなくなった菌の代わりに、他の菌が増殖する菌交代現象によっておこるといわれています。
また、ビタミン不足、糖尿病、慢性胃腸障害などが原因で起こる場合もあります。
舌の乳頭が異常に伸びて角化し、舌の表面に細い毛が生えたように見えますが痛みはありません。毛舌に細菌や色素が沈着し、黒くなる場合を黒毛舌といわれます。
原因となっている薬剤の使用を中止するか、原因の病気が治癒すると症状は治まります。