急性咽頭炎は喉に刺激を受けた場合、発症しますが、最も多いのが、風邪などで咽頭の粘膜が腫れるケースです。それを繰り返していると慢性咽頭炎になります。
吃音と反回神経麻痺
子供の吃音(どもり)は気にする事はない,、脳や喉頭部の様々な障害になる反回神経麻痺の症状と治療です。
耳鼻咽喉科・精神科
吃音は言語を司る器官が未発達な子供にしばしばみられます。
通常は発育とともに自然に治りますが、成長してもなかなか治癒しない場合もあります。
脳にも言語を発する器官にも特に問題はなく、
発音を妨げる何等かのストレスが関わっているものとみられています。
女性よりも男性に多いのも特徴的で、原因については不明です。
言葉をスムーズに発音できず、言葉である音を反復したり、途中で言葉がつかえたりします。
鎮痙剤などの薬物療法も行われますが、スムーズに発音する訓練と、心理的なストレスを取り除くカウンセリング治療の中心になります。
本人が吃音を気にしていることも多く、家族の協力も必要です。
幼児の吃音については、神経質になることはありませんが、
吃音について、親が叱ったりすると、本人が言葉を発することを嫌がるようになってしまい、逆効果になります。
反回神経麻痺は、声帯の動きをつかさどる神経が麻痺するもので、
脳や喉頭部の様々な障害になっています。
反回神経の左右いずれかが障害をきたす一側性まひは、麻痺した側の声帯の働きが損なわれ、嗄声となりますが、自然に改善されるのが普通です。
一方、両側性麻痺は、反回神経の左右両方が障害をおこし、嗄声がよりいっそう顕著に表れ、まれに、呼吸困難になる場合もあります。
ステロイド剤など薬物療法を行うとともに、反回神経麻痺の原因となる病気を治療する必要があります。
なかなか治癒しない場合は、声帯を矯正するなどの手術をする場合があります。