人格障害・性行動異常・摂食障害の症状と治療法

精神障害

性格がひどく偏っている人格障害、性欲が異常な性行動異常、未婚の若い女性に多い摂食障害の症状と治療法です

性格がひどく偏っている人格障害

性格がひどく偏っている人格障害

受診科

精神科・心療内科

 

概要

人格障害は、育った環境の要因によって、性格がひどく偏っているために起きるものです。

 

症状

社会的に適応できずに悩み、自殺を図ったり、自信を失ったりします。
他人との共同生活では迷惑をかけることもあります。

 

治療

精神分析治療などが行われますが、根本的な治療は困難です。

 

性欲が異常な性行動異常

概要

性行動異常は、性欲が異常である場合と、逆に減退から起きるものと、性対象の倒錯からくるものがあります。

 

性欲が異常なのは躁病、異常性格などが原因で、減退するのはうつ状態や内分泌障害などですが、正常と異常の境目をどこで引くかは難しい現状で、社会的、心理的な要因が大きいのです。

 

症状

自己愛、同性愛、ロリコン、老人愛、死体愛など性欲の対象が異常なものです。
また、露出症、サディズム、マゾヒズムなど、性的満足を得るための行動が一般とは違う性行動をします。

 

治療

精神分析治療やカウンセリングを行います。

 

未婚の若い女性に多い摂食障害

概要

摂食障害は、心身に特に異常は認められないのに、太りたくないとか、痩せたいという強い気持ちがある場合におきます。

 

10代〜20歳代の未婚の若い女性に多く、思春期やせ症、拒食症、神経性食欲不振と言われますが、多くの場合は、過食症を伴うことが多いので、現在は摂食障害と呼ばれます。

 

症状

食欲がなくなったり、ダイエットなどよりも極端に食事をしなくなるので、激しくやせ衰えてしまい、無月経や低血圧になってしまいます。

 

摂食障害の場合、身体こそ痩せますが、身体機能が保たれている間は、極端なカロリー不足にも関わらず、体力の衰えは見せずに、きわめて行動的になるのが特徴です。

 

食事を拒否する時間の反動や心理的な要因で逆に過食症になることもあり、多食になると肥満になります。

 

治療

痩せて体力の低下がひどい場合は、入院して点滴で栄養を補給することもあり、
拒食症や過食症には精神療法やカウンセリングが行われます。


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