高年齢の人ほど、心臓病、脳出血などの成人病の予防のために行われる血圧測定で、血圧が正常値よりかけ離れていないか測定します。心電図検査は、活動電流の変化を波形に記録し、心臓の働きを調べます。
尿たんぱく・尿糖・尿潜血検査
尿たんぱく検査は尿中のタンパクを調べるために行われ、尿糖検査は尿に含まれる唐の量を検査することで、糖の代謝異常の病気がないかどうかを調べ、尿潜血は、尿中に赤血球が混じっているかどうかを調べ、腎臓の病を見つけます。
腎臓や尿管に異常があると、尿中に多量のたんぱく質が出ることがあり、尿たんぱく検査は、この尿中のタンパクを調べるために行われます。
尿たんぱくの検査方法には、陽性なら異常値となる定性検査で、たんぱく質がでているかどうかを調べるもので、出ているたんぱくの量を調べ、1日で100mgを超えたら異常値となる定量検査があります。
腎炎、ネフローゼ症候群、骨髄腫
尿たんぱくの異常は、1回の検査では診断できないのです。
高たんぱくの食事のあと、入浴後、生理前後などは陽性になることもあります。
陽性と出たら、必ず再検査を受け、診断を確定することが大切です。
尿に含まれる唐の量を検査することで、糖の代謝異常の病気がないかどうかを調べます。
尿糖検査は、ほとんどの場合、試験紙を用いて行われます。
尿糖が陰性であれば正常で、陽性なら異常です。
糖尿病、腎性糖尿
検査時、空腹か食後なのかといった状態によって判定が違うため、正確に申告することが大切で、陽性であっても、必ずしも糖尿病や腎性糖尿というわけではありませんが、診断確定のために、血糖検査やブドウ糖負荷試験などの検査が必要です。
尿潜血は、尿中に赤血球が混じっているかどうかを調べ、腎臓の病を見つけます。
検査は、尿の中に試験紙を入れて行い、陰性なら正常、陽性なら腎臓や膀胱などの病気の疑いがあります。
糸球体腎炎、尿管結石、膀胱炎、前立腺炎、腎がん
1回の検査では病気の確定はできず、特に女性の場合、生理中だと正確な検査ができませんので、生理が終わってから検査を受けるようにします。