出血時間検査とプロトロンビン時間検査で判明する病気

血液一般検査

出血時間検査は出血した血液が止まるまでの時間を測定し、血小板などの異常を調べます。プロトロンビン時間検査は血液凝固の異常や、肝機能障害の重症度を判定します。

出血時間検査とプロトロンビン時間検査

出血時間検査

出血時間検査

出血時間検査は、出血した血液が止まるまでの時間を測定し、血小板などの異常を調べます。一般的にデューク法を用います。

 

耳たぶに小さな傷をつけ少量の血を出し、30秒おきに出血部分に紙をあて、紙に血が完全につかなくなるまで続け、その時間を測ります。

 

出血時間検査の正常値

1分〜3分

 

判明する病気

血友病、血小板無力症、尿毒症

 

8分以上出血が続くと何等かの疾患があります。

 

プロトロンビン時間検査

プロトロンビン時間検査

プロトロンビン時間検査は、血液凝固の異常や、肝機能障害の重症度を判定します。

 

血液凝固の中心的働きをするプロトロンビンと、他の凝固因子が正しく働いているかをチェックします。

 

プロトロンビン時間検査の正常値

80〜100%

 

判明する病気

劇症肝炎、肝硬変、ビタミンK欠乏症、播種性血管内血液凝固症候群(DIC)

 

プロトロンビン時間が延長する場合、その病気は重いことが多いです。
血栓溶解剤の服薬のしすぎで延長することがあります。

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