血清ビリルビン・GOT・GPT検査で判明する病気

血液生化学検査

ビリルビン検査は肝臓の機能を調べる検査の一つで、GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)は、アミノ酸を作る酵素の一つで、血清中のGOTを調べ、GPT(グルタミン酸ビルビン酸トランスアミナーゼ)も、アミノ酸を作る酵素の一つです。

血清でわかるアミノ酸を作る酵素の検査

血清ビリルビン検査

血清でわかるアミノ酸を作る酵素の検査

ビリルビン検査は肝臓の機能を調べる検査の一つです。
ビリルビンとは、血液中の血色素のヘモグロビンから作られる黄色の色素で、ビリルビンが血液の中のに増加すると、身体が黄色くなり黄疸が発生し、これはビリルビン色素が原因です。

 

ビリルビンには、関節ビリルビンと直接ビリルビンの2つがあり、検査ではこの両方の値を測定して、どちらのビリルビンが増加しているのかを確認します。

 

黄疸のほとんどは肝臓疾患が原因ですが、どちらのビリルビンが増加しているのかで黄疸の種類が判別できます。

 

血清ビリルビン検査の正常値

総ビリルビンと直接ビリルビンを合計したものが、0.2〜1.2mg/dl

 

判明する病気

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肺梗塞、胆石、閉そく性黄疸、溶血性黄疸

 

ミカンなどを大量摂取すると、カロチンの影響で検査数値が狂う場合があります。検査前には食べ過ぎないようにします。

 

GOT(AST)検査

GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)は、アミノ酸を作る酵素の一つで、
血清中のGOTを調べることで、心臓、肝臓などの障害を発見することができます。

 

GOT(AST)検査の正常値

10〜40 IU/リットル

 

判明する病気

心臓梗塞、肺炎、肝硬変、肝臓癌、筋ジストロフィー

 

運動後、または飲酒後は数値が高くなりますし、検査方法により正常値は多少異なります。

 

GPT(ALT)検査

GPT(グルタミン酸ビルビン酸トランスアミナーゼ)も、アミノ酸を作る酵素の一つで、
血清中のGPTを調べ、GTPの数値が高ければ、肝臓、胆道系の病気を疑う必要があります。

 

GPT(ALT)検査の正常値

5〜45 IU/リットル

 

判明する病気

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変

 

運動後、または飲酒後は数値が高くなります。

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