血清総タンパク・アルブミン検査で判明する病気

血液生化学検査

血清総タンパク検査は、血液中に含まれるタンパクを総称し、血清総タンパクといいます。血清中のタンパクは、アルブミンとグロブリンに分けられ、肝機能障害や腎障害で数値が変わってきます。

血清でわかるタンパク質の検査

血清総タンパク検査(TP検査)

血清総タンパク検査(TP検査)

血清総タンパク検査は、血液中に含まれるタンパクを総称し、血清総タンパクといいます。

 

血清たんぱくは身体の働きによって、常に一定に保たれていますが、肝臓や腎臓に障害が発生すると変動がおきてきます。

 

血清たんぱくの状態を調べることで、疾患の原因を検討します。

 

血清総タンパク検査の正常値

6.5〜8.5 g/dl

 

判明する病気

高たんぱく血症、肝硬変、低たんぱく血症、栄養不良、ネフローゼ症候群、急性腎炎、脱水症

 

低たんぱくになると、むくみがおこり、胸水や胸水が溜まる症状がみられるようになります。

 

アルブミン検査(ALB検査)

血清中のタンパクは、アルブミンとグロブリンに分けられます。
アルブミンは肝臓で作られるため、高度の肝機能障害で減少し、また腎障害で尿中へ漏出しても、低アルブミンとなります。

 

アルブミン検査の正常値

アルブミン:7
グロブリン:3

 

判明する病気

肝硬変、ネフローゼ症候群、関節リウマチ、多発性骨髄腫

 

検査前日の食事内容によって、検査結果は微妙に変わってきます。
検査前は、医師の指示に従った生活をすることが大切です。

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