高年齢の人ほど、心臓病、脳出血などの成人病の予防のために行われる血圧測定で、血圧が正常値よりかけ離れていないか測定します。心電図検査は、活動電流の変化を波形に記録し、心臓の働きを調べます。
免疫・血清学的検査
HBs抗原・抗体検査は、肝炎ウィルスに感染しているかどうか調べるための検査で、HCV抗体検査は、C型肝炎ウィルスに感染しているかどうかを検査します。HIV抗体検査はエイズ(後天性免疫不全症候群)に感染しているかどうかを調べる検査です。
HBs抗原・抗体検査は、肝炎ウィルスに感染しているかどうか調べるための検査です。
HBs抗原検査で陽性になると、B型肝炎ウィルスに感染しているとみられますが、必ずしも病気ではありません。
一方、HBs抗原ではなく、HBs抗体検査結果で陽性と判断された場合には、B型肝炎ウィルスには感染していません。
急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がん
GOT、GPTなどの肝機能検査の結果は正常数値なのに、HBs抗原は陽性ということもありますから、その場合には肝臓の専門医と相談してみることです。
HCV抗体検査は、C型肝炎ウィルスに感染しているかどうかを検査します。
C型肝炎ウィルス(HCV)に感染しているか、もしくは以前に感染したことがある場合に陽性となります。
血液中にウィルスがいるかどうかは、HCV-RNA検査をします。
急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がん
C型肝炎は慢性化しやすいので、感染が疑われたら、早期に治療を受けるべきです。
HIV抗体検査は、エイズ(後天性免疫不全症候群)に感染しているかどうかを調べる検査で、
エイズは人間の免疫機能を破壊し、やがては死に至ります。
エイズウィルスは血液や尿などを通じて体内に侵入し、2〜7年の潜伏期間を経て発症し、
検査法には酵素抗体法、間接蛍光抗体法、ウェスタンプロット法などがあります。
陰性
(酵素抗体法で2回以上、間接蛍光抗体法、ウェスタンプロット法で陽性と出れば感染者)
エイズ
エイズへの感染防止のため、かみそりや歯ブラシの共用を避け、血液や体液が付着した場合は石鹸でよく洗います。また、陽性と診断された場合は、不摂生を避け、むやみに体力を低下させないようにすることが大切です。