乳児や幼児などの子供の目の症状。結膜炎・角膜炎・眼瞼縁炎・網膜症・逆さまつげ、弱視・斜視、屈折異常、未熟児網膜症などの症状。
乳児・幼児の鼻の病気
乳児や幼児などの子供の皮膚の症状。あせも・とびひ・アトピー性皮膚炎・脂漏性湿疹などの症状。
小児科・皮膚科
アトピー性皮膚炎は、アレルギー疾患の一種で、増え続けています。
はっきりした原因はわかっていませんが、ダニの繁殖などの住環境と栄養価の高い食生活への変化が増加に拍車をかけています。
アトピー性皮膚炎は、皮膚が乾燥してフケのようなもので覆われます。
痒みを伴うので、治りにくく、何年も悩まされ続けます。
喘息や鼻炎などの合併症を起こすことが多いので、
皮膚の清潔とスキンケアを心がけて、副腎皮質ステロイド剤や保湿クリームを使用します。
あせもは、夏に大量の汗をかくと、汚れなどで汗腺が詰まってできるものです。
新生児なら、ごく小さい水泡上のものができ、乳幼児なら赤い発疹ができます。
こまめに、汗を拭き、皮膚を清潔にして、クーラーを使用したり入浴したりすると予防の効果があります。
とびひは、乳幼児によくみられる皮膚のブドウ球菌感染症です。
とびひは、虫刺されやアトピー性皮膚炎で出来た湿疹を掻いているうちに、水ぶくれ(水泡)ができ、すぐ破れて赤肌(びらん)になり、乾くとカサブタができます。
身体のほかの部分に飛んでゆくので「飛び火」と呼ばれています。
他の子供にもうつりますので、抗菌薬による治療が必要です。
乳幼児に頭や眉毛に黄色の脂っぽいカサブタがつくことがあり、これが新生児脂漏といいます。
脂漏は、皮脂(あぶら)が溜まらないように毎日せっけんで洗い、
カサブタが厚くなったら、油や軟膏で、軟らかくしてから洗い流します。
この脂漏は数か月、経つと良くなってきますが、カサブタの下が赤くなると、
炎症がある証拠で、これが脂漏性湿疹です。
脂漏性湿疹がひどいものは、アトピー性皮膚炎の始まりのこともあるので、診察が必要です。