免疫機能が破壊され様々な病原菌や微生物が繰り返し感染して色々な病気を引き起こす感染症です。成人T細胞白血病は貧血・発熱・寝汗などのほか、皮膚・肺・消化管・肝臓・脾臓・リンパ節などが腫れて、全身にリンパ性白血病の症状になります。
怖い国際伝染病
アフリカのネズミが持つウィルスに感染するラッサ熱、アフリカのウィルスが病原体で感染するマーブルブルグ病、アフリカのエボラウィルスが皮膚の傷などから感染するエボラ出血熱は国際伝染病です。
第1種感染症指定医療機関
ラッサ熱はアフリカのネズミが持つウィルスが、皮膚の傷や病人の体液を通して、
体内に入って感染する国際伝染病です。
1週間から10日の潜伏期間を経て、最初は悪寒や発熱、嘔吐、筋肉痛があります。
数日で高熱となり、のどの痛みや咳、胸痛、腹痛、下痢がおきます。
重症となると、喉の潰瘍や肺炎、リンパ節炎、腎不全などを合併して、ショック状態になり、
発症した半分位の死亡する病気です。
対症療法が中心ですが、回復期に入っていれば、血清注射による治療も有効です。
マーブルブルグ病はアフリカのウィルスが病原体で、皮膚の傷などから感染する国際伝染病です。
1週間程度の潜伏期間を経て、高熱や嘔吐、筋肉痛、下痢などがおこります。
さらに1週間ほどすると、発疹が全身に現れます。
やがては、肝障害や腎不全を合併して、生命の危機になります。
回復期であれば、血清注射が有効です。
アフリカのエボラウィルスが皮膚の傷などから感染する病気で国際伝染病です。
2週間の潜伏期間を経て、高熱、頭痛、腰痛、咽頭炎、胸痛などから、嘔吐や下痢がおき、
やがては、全身に発疹が現れます。発症した半数が死亡します。
回復期であれば、血清注射が有効です。
以下のような症状が複合して起きた場合は感染症の疑いがあります。