ラッサ熱・マールブルグ病・エボラ出血熱など国際伝染病の症状

怖い国際伝染病

アフリカのネズミが持つウィルスに感染するラッサ熱、アフリカのウィルスが病原体で感染するマーブルブルグ病、アフリカのエボラウィルスが皮膚の傷などから感染するエボラ出血熱は国際伝染病です。

アフリカのネズミが持つウィルスに感染するラッサ熱

アフリカのネズミが持つウィルスに感染するラッサ熱

 

受診科

第1種感染症指定医療機関

 

原因

ラッサ熱はアフリカのネズミが持つウィルスが、皮膚の傷や病人の体液を通して、
体内に入って感染する国際伝染病です。

 

症状

1週間から10日の潜伏期間を経て、最初は悪寒や発熱、嘔吐、筋肉痛があります。
数日で高熱となり、のどの痛みや咳、胸痛、腹痛、下痢がおきます。

 

重症となると、喉の潰瘍や肺炎、リンパ節炎、腎不全などを合併して、ショック状態になり、
発症した半分位の死亡する病気です。

 

治療

対症療法が中心ですが、回復期に入っていれば、血清注射による治療も有効です。

 

アフリカのウィルスが病原体で感染するマーブルブルグ病

原因

マーブルブルグ病はアフリカのウィルスが病原体で、皮膚の傷などから感染する国際伝染病です。

 

症状

1週間程度の潜伏期間を経て、高熱や嘔吐、筋肉痛、下痢などがおこります。
さらに1週間ほどすると、発疹が全身に現れます。
やがては、肝障害や腎不全を合併して、生命の危機になります。

 

治療

回復期であれば、血清注射が有効です。

 

アフリカのエボラウィルスが皮膚の傷などから感染するエボラ出血熱

原因

アフリカのエボラウィルスが皮膚の傷などから感染する病気で国際伝染病です。

 

症状

2週間の潜伏期間を経て、高熱、頭痛、腰痛、咽頭炎、胸痛などから、嘔吐や下痢がおき、
やがては、全身に発疹が現れます。発症した半数が死亡します。

 

治療

回復期であれば、血清注射が有効です。

 

注意すべき感染症の症状

以下のような症状が複合して起きた場合は感染症の疑いがあります。

  • 40度以上の発熱が数日続き、数週間の間隔で繰り返す
  • 皮膚や白目の黄疸がでる
  • 手足や全身が痙攣する
  • 吐血や血便や激しい下痢をする

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