免疫機能が破壊され様々な病原菌や微生物が繰り返し感染して色々な病気を引き起こす感染症です。成人T細胞白血病は貧血・発熱・寝汗などのほか、皮膚・肺・消化管・肝臓・脾臓・リンパ節などが腫れて、全身にリンパ性白血病の症状になります。
魚・野菜・牛肉・豚肉の寄生虫
鮭やマスを生で食べて条虫が腸に寄生する広節裂頭条虫症、野菜などについている鉤虫が小腸に寄生する鉤虫症、生で牛肉をたべると腸に寄生する無鉤条虫症、生で豚肉をたべると腸に寄生する有鉤条虫症の症状と治療法
内科・消化器内科
鮭やマスを生で食べて、条虫の幼虫が体内に入り感染すると、
最長で10mほどの成虫になり腸に寄生するのが広節裂頭条虫症です。
症状がない場合もありますが、通常は嘔吐、下痢、腹痛、貧血がおきます。
ブラジカンテルまたはカマラを内服します。
野菜などについている鉤虫の幼虫が体内に入り感染すると、
小腸に寄生し、1cmほどの成虫になって寄生するのがこう虫症です。
腹痛や下痢がおきますが、鉤虫が血液を養分とするので貧血もおきます。
重症になると動悸や手足のむくみなどがおきます。
ピランテルパモエイトを内服して駆除するのが有効です。
生で牛肉をたべて条虫の幼虫が体内に入り感染すると、腸に寄生して、
4m〜10mほどの成虫になるのが無鉤条虫症です。
腹痛や下痢、体重減少がおきます。
ブラジカンテルまたはカマラを内服します。
生で豚肉をたべて条虫の幼虫が体内に入り感染すると、腸に寄生して、
最長3mほどの成虫になるのが有鉤条虫症です。
また、幼虫ではなく卵が体内に入っても、体内で幼虫になり成虫に成長します。
腹痛や下痢、不眠、体重減少がおきます。
ブラジカンテルまたはカマラを内服します。