免疫機能が破壊され様々な病原菌や微生物が繰り返し感染して色々な病気を引き起こす感染症です。成人T細胞白血病は貧血・発熱・寝汗などのほか、皮膚・肺・消化管・肝臓・脾臓・リンパ節などが腫れて、全身にリンパ性白血病の症状になります。
敗血症と発疹チフスの症状
様々な細菌が血液に入って臓器や組織に感染する敗血症は感染への抵抗力が落ちていると発症します。また、発疹チフスリケッチアに感染したシラミから感染する発疹チフスの症状と治療法です。
内科・感染症科
敗血症は身体にある連鎖球菌や、ブドウ球菌、大腸菌などの、様々な細菌が血液に入って増殖して、全身をめぐることで、臓器や組織に感染するものです。
血液には細菌の増殖を抑える働きがありますが、白血病、膠原病、ガンなどで、
感染への抵抗力が落ちている場合に発病してしまうのです。
寒気と共に汗や高熱が出て、急性で重症になると、血圧が下がり、無尿や意識障害、
細菌性ショックをおこして、数日間で死亡することもあります。
細菌が臓器に入ると、その部位によって、様々な症状が現れ、
肺なら気管支炎や肺炎、心臓なら心内膜炎などの症状が現れます。
原因となる菌に合う抗生物質を投与します。
発疹チフスリケッチアに感染したシラミから人が感染するものです。
1週間〜2週間の潜伏期間を経て、寒気と共に高熱がでて、頭痛、筋肉痛があり、
目が充血し、全身の皮膚には赤い小さな発疹がたくさん現れてきます。
重症の場合は、血液が下がり、脈が速くなり、うわごとを言うなどの意識障害をおこして、
死亡する場合もあります。
なるべく早いうちに、抗生物質のテトラサイクリンを投与することが有効です。