強膜炎・ブドウ膜炎・原田病

眼球の白目の部分で結膜の下にある強膜の表面に炎症をおこすのが上強膜炎で、
それよりもっと強膜の深いところまで炎症をおこすのが強膜炎です。
これは慢性関節リウマチや痛風が原因でもおきることがあります。

一般的には同時に発症し、目がゴロゴロして涙が出て白目が充血します。
目を強く押すと目に痛みがあります。

副腎皮質ホルモン剤を使用します。

ブドウ膜炎は、眼球の虹彩、毛様体、脈絡膜を合わせたブドウ膜と言われる部分に炎症がおきるものです。結核、梅毒、トキソプラズマ症、ウィルスの感染、アレルギー、外傷、薬物中毒、膠原病、サルコイドーシス、糖尿病、痛風、原田病、ベーチェット病などが原因で発病します。

我が国ではベーチェット病の眼症状として、ブドウ膜炎を発症する確率が高い病気で、症状が重いと、白内障や緑内障に進行することがあります。

まぶしかったり、目がかすんだりして、痛みも発生しますし、白目が充血します。

副腎皮質ホルモン剤を使用します。

原田病は、急性びまん性ブドウ膜炎の一つで、主に網膜と脈絡膜に症状が集中するものです。原因は解明されていませんが、免疫異常やウィルスが関係していると言われています。

頭痛、発熱、めまい、嘔吐、倦怠感などの、風邪の症状のようなものが現れ、
急に物がぼやけて見えるような視力の障害が出てきます。

副腎皮質ホルモン剤を使用します。