癌予防に食生活と日常生活で危険因子を避ける成人病を予防

ガンの予防法

ガンの絶対的な予防法はないですが、発がん性のある物質や、癌につながる生活習慣についてはわかってきています。食生活と日常生活の中から危険因子を避けることこそ、自らできる癌予防ということになります。

発がん性のある物質や癌につながる生活習慣を改める

発がん性のある物質や癌につながる生活習慣を改める

ガンはどのように発生するのか、ということは、まだ完全には解明されていません。
そのため、絶対的な予防法はないですが、発がん性のある物質や、癌につながる生活習慣についてはわかってきています。

 

いつも食している食べ物や、アルコールなどの嗜好品のほか、排ガスや大気汚染なども発がんに関係があるとされていますから、食生活と日常生活の中から危険因子を避けることこそ、自らできる癌予防ということになります。

 

食生活で注意できること

バランスの良い食事を心がける

バランスの良い食事を心がける

食生活に気を付けると言っても、何をするのかわからない人もいるでしょうが、大事なのはバランスのよい食事をすることです。

 

発がん物質が入っていないからといって、同じ食品を食べ続けるといったことをしては栄養バランスが崩れますし、毎日、色々な種類の食品を偏りなく食べることが健康を維持して、癌を予防することになります。

 

最近では食品添加物を使った加工食品やインスタント食品を食べ過ぎるのも問題ですが、それより、まんべんなく色んな物を食べるのが良いでしょう。

 

塩辛いものや熱すぎるものを控える

塩辛いものや熱すぎるものを控える

塩辛いものや熱すぎるものが好きだという人もいますが、濃い塩分は胃を強く刺激して、それが日常的に続くと、胃の粘膜に負担をかけることになり弱ってしまいます。

 

発がん物質が入ってきても、通常の状態では、防御できるものが、弱っている胃では、駆除できず、胃がんの始まりになってしまう可能性があるのです。

 

日本人の胃癌の多さは塩分の多い食生活と関係があるとされており、ただ、塩分そのものに発がん性があるわけではなく、胃を弱らせるということで、塩分の過剰摂取が問題なのです。

 

塩分摂取は1日10グラム以下が目安

最近では栄養教育が発達し、かつては東北が胃癌多発地帯でしたが、減塩の傾向となって胃癌の発生率が低下しています。

 

熱すぎる料理も意を弱くする

熱すぎる料理も、胃や食堂の粘膜を刺激して、ただれさせて、同じように発がん物質から狙われるようになります。

 

大腸がんの予防

肉を多く摂る欧米型の食生活への変化により、日本でも大腸がんの発生率が多くなっています。これは繊維質の多い野菜や果物を多く摂って、排泄をスムーズにして便秘にならないようにすることで、大腸がんの予防になるのです。

 

適量のビタミンA・C・Eを摂る

食品の中には、発がんを促進するものと、抑制するものがあります。
ビタミンA・C・Eは、発がん物質を抑制する働きがあることがはっきりしているので、
コンスタントに摂るようにします。

ビタミンA

発育増進、視力増強、皮膚や粘膜を健康に保つ

レバー・緑黄色野菜うなぎ卵バター

【レバー・緑黄色野菜】【うなぎ】【卵】【バター】

ビタミンC

結合組織生成、アミノ酸の代謝を助け、病原菌の抵抗力をつける

柑橘類いも類緑黄色野菜

【柑橘類】【芋類】【緑黄色野菜・淡色野菜】

ビタミンE

脂肪の酸化を防いで老化を防止する

ナッツ類・大豆・胚芽植物油

【ナッツ類・大豆・胚芽】【植物油】

 

アルコールはほどほどに

お酒そのものが直接、癌に結びつくということはありませんが、飲みすぎは癌発生の原因となります。飲酒によって、ウィルス性肝硬変からの肝臓癌の発生を促し、大量に酒を飲む人が食道がんにかかる率は高いのです。

 

努力で老化を防ぐ

年齢も発がんと密接な関係があります。
細胞の中の遺伝子が様々な発がん物質にさらされて変化してくるからです。

 

癌は子供でもなりますが、年齢が高くなるほど、その発生率も高くなります。
特に30歳代から目立ちはじめ、40歳代では30歳代の倍になり、50歳代、60歳代となると加速度を増します。

 

努力で老化を防ぐ

年齢はどうにもなりませんが、努力で老化を防ぐことはできます。新陳代謝を活発にして、若い身体を保てば、細胞も変化しにくくなります。肉体だけでなく、頭を使って精神も若くすると、老化を防げます。

 

外出した際、歩けるところは歩き、毎日、散歩するといったように身体を動かす努力を生活習慣にすることが必要なのです。そうすることが、癌に限らず、各種の病気に抵抗できる身体を作るポイントになります。

 

定期検診

食生活や生活習慣に気を付けていても、癌にかからないという保証はありません。
癌の初期は自覚症状がないので、定期的に検査をして早く発見することが大事です。

 

今では技術が進歩して、早期発見できたものの治癒率は高くなっています。
男性なら40歳代、女性なら30歳代から必ず検診を受けてください。


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