皮膚科
ほとんどの場合が原因不明ですが、一部の薬品が原因となることもあり、
中高年の人に発症しやすい病気です。
主に手足の先に現れて平らに盛り上がる赤紫の発疹で、ほとんどの場合にかゆみがあります。
口の中や外陰部に現れることもありますが、口の中に出た場合には、粘膜の部分が白くなります。
副腎皮質ホルモン剤などの薬物療法を使用します。
完治するまで数年かかる場合もあります。
腕から肩にかけて皮膚がサンドペーパーのようにザラザラになるものです。
原因は、はっきりわかっていませんが、遺伝の場合もあると言われています。
毛孔性苔癬は若い女性が発症することが多く、特に肥満体質の人によく見られます。
肌荒れだけで痒みなどはありません。
10代で発症することが多いのですが、20代で自然に治ることが多いのです。
角質化した肌を柔らかくする軟膏や、尿素軟膏を使用します。
激しい痒みを感じる為、掻いてしまうことが一因です。
発疹は、うなじや大腿、陰部などに生じ、皮膚から少し盛り上がり硬くなります。
強い痒みはありますが、湿り気はありません。
副腎皮質ホルモンなどの薬物療法をします。
なるべく掻かないようにすることが治りを早くします。
身体の一部もしくは全体に発疹を伴わずに、かゆみがおきる病気です。
皮膚の老化でおきる老人性のものや、内臓疾患からくるものや、薬剤を内服したためにおこるものと、まったく原因不明のものがあります。
老人の場合の全身のかゆみは、老化ということだけでなく、肝臓や腎臓などの内臓疾患や血圧異常などの原因があります。
陰部や肛門などだけに、かゆみが発生する場合もありますが、アトピー性皮膚炎やトリコモナス、毛じらみなどの感染症が原因となる場合もあります。
痒みはこすったり、温めたりすると、ひどくなります。
尿素軟膏やレスタミン軟膏あるいは副腎皮質ホルモン剤などを使用します。
内服する薬では、抗ヒスタミン薬も有効です。