皮膚に現れる湿疹や皮膚炎は、かぶれや貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、化粧品皮膚炎、主婦湿疹と多岐にわたります。いずれも、塗り薬で対処できますが、治りづらい場合は専門医の診察が必要です。
アトピー性皮膚炎とじんましん
皮膚に現れる湿疹や皮膚炎は、かぶれや貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、化粧品皮膚炎、主婦湿疹と多岐にわたります。いずれも、塗り薬で対処できますが、治りづらい場合は専門医の診察が必要です。
皮膚科
アトピー体質という遺伝性のアレルギー素因をもっている皮膚に
発生する皮膚炎ですが、不明点が多いのが現状です。
生まれつき過敏な肌質なのに、ハウスダストやダニ、カビ、花粉、ペットの毛、まれに特定の食品に反応しているとも推測されています。
アトピー性皮膚炎は、アレルギー性鼻炎や喘息、じんましんを起こしやすいのです。
身体の広範囲、左右対称に発疹が出ること、慢性的に繰り返すこと、かゆみがあるのが特徴です。
乳児期には、顔に湿った皮疹ができ、頭にはカサブタができます。
小児期や思春期にはひじやひざの関節にブツブツができたり、皮膚が厚くなり、皮膚が乾燥してかゆみは続きますが、30歳くらいまでには自然に治ると言われています。
抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服、場合によっては副腎皮膚ホルモンなどの外用薬を使用します。
日常で気を付けることは、香辛料の強い食べ物や肌に刺激のあるものは避けるようにして、睡眠不足にならないようにするべきです。
そばや肉・魚などの食品、薬剤、ダニやカビなどによるものや
寒冷温暖、機械的刺激、心因性のものなどがありますが、大半の原因は不明です。
じんましんになると現れる疱疹は、円形や楕円形など様々な形や大きさがあります。盛り上がっていたり、平坦だったりします。
疱疹は数時間経つと自然に消えますが、また新しい疱疹がどんどんできてくるのが普通の疱疹と違うところです。
全身にたくさんできてしまうと、皮膚の症状だけでなく、発熱や下痢を起こすこともあります。
一か月以上たっても繰り返し疱疹が現れる場合には慢性になります。
じんましんの原因となるものを避け、抗ヒスタミン剤を使用します。
リウマチも似たような症状なので、どちらかは専門医の診察が必要です。