腰痛症はぎっくり腰に代表される急性のものと慢性の腰痛症に分けられ、慢性で軽い症状の患者は多いのです。ぎっくり腰の痛みが取れてくると、慢性腰痛症と同じような治療なりますが、痛みがある間は安静にしていることが1番です。
骨の血行障害
薬指や小指が曲がったままになるデュプイトラン拘縮、股関節の骨頭が血行障害で壊死をおこすペルテス病、手と腕の関節部分にある月状骨が壊死してつぶれるキーベック病の症状と治療法。
整形外科
デュプイトラン拘縮は、手のひらの皮膚の下にある腱鞘が増殖肥厚して硬くなり、薬指や小指が曲がったままになるものです。
海外に多い病気でしたが、日本でも最近になって中年以上の発症者が増加しています。原因は、はっきりしませんが、糖尿病や神経疾患、アルコール過剰摂取の場合に発症率が高いと言われています。
指にh視界手のひらの皮膚の下にしこりが出来ますが、痛みや腫れはありません。
このしこりは増えていき、やがては指の関節が曲がっていき、最後は伸ばせなくなります。
手指のマッサージや矯正をしますが、それでも回復しない場合は手術をします。
ペルテス病は、成長期の子供の大腿骨の股関節の骨頭が血行障害で壊死をおこし、関節が変形していくものです。3歳〜12歳くらいの子供に多く発症しますが、特に7歳前後に発症します。
股関節やひざの痛みのために、歩行異常がおき、足をひきずって歩くようになり、
膝関節は内側にひねると痛みが増すようになります。
けん引したり、装具で股関節の負担を軽減したりしますが、骨頭の再生には、3〜4年ほどかかり、手術する場合があります。
キーベック病は手と腕の関節部分にある月状骨に、反復的な力が長期にわたってかかることで、血行が悪くなり壊死してつぶれるものです。
特に工務店や自動車修理工場で勤務している人に多く発症します。
動かすと痛むため、運動制限がおき、月状骨の部分が腫れて、押すと痛みがあります。
なるべく手を使わないようにしギブスで固定しますが、回復しない場合は手術をします。