高血圧、動脈硬化からおこる心臓病、脳卒中、あるいは糖尿病や痛風、癌などの中年期以後にみられる病気を成人病といい、日本では成人病が約70%を占めると言われていますが、さらに増える傾向です。
成人病が発病するのは、中年期以後というのが大きな特徴ですが、それは発病以前からの生活習慣に原因があり、そのため生活習慣病とも呼ばれています。
日本の食生活は欧米化し、車は戦前とは比べ物にならないほど増えました。
そのため、運動不足になる環境ができており、ただでさえ、成人病への道を歩いています。
若いときどのような生活をしていたか
中年に至るまで、何をどうたべてきたか、どんな運動をしてきたか、ストレスはどう解消してきたか、肥満はなかったかなどの生活歴によって、発症率も違ってきます。
成人病は長い間に負の準備を積み重ね、あるときに形になって襲ってきます。
それまで何の自覚症状もないことが、成人病への備えを怠ることになるのです。
生活の中で、長い間に形成された危険な因子は、生活の中で少しずつ遠ざけていきましょう。
成人病を予防する食事と運動
成人病は普段の生活の中で、健康に害があるものを積み重ねていくうちに、徐々に病気が形成されていくものです。だからこそ、日常の生活に十分注意を払い、改善すべきところは改善していくことが、成人病を予防することになるのです。
予防の観点からは、日常生活の中で取り組めば、効果が大きいのが食事と運動の2つです。