神経内科・内科
肺炎球菌、インフルエンザ菌、ブドウ球菌、大腸菌などの細菌感染によって、
脳髄および脊髄を覆う髄膜に炎症が起きる病気です。
化膿性髄膜炎の菌は、中耳炎や副鼻腔炎や肺炎などの病巣から、
血液で運ばれたり、直接、感染したりします。
高熱と寒気があり、ひどくなっている場合は、頭痛と吐き気があります。
髄膜炎に共通する初期症状です。
特に頭痛は頭が割れそうになるほど痛いものです。
次の症状は背中の痛みや首の後ろが張って硬くなり、首を前に曲げると痛いです。
炎症が脳に到達すれば、意識不明になったり、けいれんをおこします。
解熱剤や鎮痛剤を使い、感染の元になっている菌に効果がある抗生物質を投与します。
治療が速くて、他の疾患が重度でなければ、1か月ほどで完治します。
しかし、治療が遅ければ、重症になって死亡率が高くなり、治っても中枢神経系の後遺症があります。
髄膜炎菌という細菌の飛沫感染でおきる化膿性髄膜炎の一種で、
生命にかかわる危険度が高いので、法定伝染病に指定されています。
幼児や青年に多い病気で死亡率も高いのです。
伝染性が高く知能低下などの後遺症を残すことが多い病気です。
高熱と寒気があり、ひどくなっている場合は、頭痛と吐き気があり、
背中の痛みや首の後ろが張って硬くなり、首を前に曲げると痛いです。
皮膚には、赤い斑点がでたり、腰痛や下痢も起きます。
解熱剤やステロイド剤を使い、感染のもとになっている菌に効果がある抗生物質を投与します。嘔吐が激しい場合は、点滴で水分を補います。
肺・リンパ節・骨・腎臓などの結核病巣から、結核菌が髄膜に達して炎症を起こします。
結核菌の初感染後、1年経過しないうちに起こることが多く、患者は乳児・子供・若年層が多いのです。
死亡率も高く、治っても知能低下などの後遺症が残る場合があります。
食欲不振、不機嫌、興奮などの症状が出てから、頭痛や発熱が起きて何度も嘔吐します。首の後ろが硬くなって、曲げると痛みがあります。
体重減少などもあり、重症になると、意識が薄れてうわごとを言うようになります。
入院して安静にして、抗結核剤やステロイド剤などの薬物を使用します。