かぜ症候群・気管支喘息・肺炎の食事療法

呼吸器の病気

風邪はウィルスに感染して起きる場合がほとんどで、対処療法しかありません。気管支喘息は気管支内が狭くなって空気が通りにくくなり、呼吸のたびに苦しくなります。肺炎は病原体が肺の組織に感染して炎症がおきるものです。

風邪症候群の対処の食事療法

風邪はウィルスに感染して起きる場合がほとんどで、現在では確実な治療法がなく、対処療法しかありません。部屋や身体を暖かくして、栄養と睡眠を十分にとり、疲労回復しなければいけません。

 

食事療法のポイント
カルシウムやビタミンをとる

普段からカルシウムやビタミンが足りないと風邪を引きやすくなります
風邪を引いてしまったら、ウィルスへの抵抗力を高めるためにビタミンAやCをとります

カルシウム

骨や歯の主成分となり、神経系の鎮静作用や筋肉収縮機能維持になる

小魚・チーズ・海藻類・緑黄色野菜牛乳

【小魚・チーズ・海藻類・緑黄色野菜】【牛乳】

ビタミンA

発育増進、視力増強、皮膚や粘膜を健康に保つ

レバー・緑黄色野菜うなぎ卵バター

【レバー・緑黄色野菜】【うなぎ】【卵】【バター】

ビタミンC

結合組織生成、アミノ酸の代謝を助け、病原菌の抵抗力をつける

柑橘類いも類緑黄色野菜

【柑橘類】【芋類】【緑黄色野菜・淡色野菜】

 

たんぱく質をとる

肉や魚、大豆食品に多く含まれるたんぱく質をとれば、消耗した体力が回復し、病気への抵抗力が増します。

たんぱく質

熱やエネルギーになり、身体組織を作る

牛ひれ肉・鶏ささみ・魚介類・卵・牛乳・大豆製品

【牛ひれ肉・鶏ささみ・魚介類・卵・牛乳・大豆製品】

 

暖かいものや水分をとる

身体を暖かくするものをとったり、発熱で失った水分を補給するために、お茶やジュースを飲みます。

暖かいお茶ジュース

【暖かいお茶】【ジュース】

 

気管支喘息の食事療法

気管支内が狭くなって空気が通りにくくなり、呼吸のたびに苦しくなります。
原因として、代表的なものはアレルギーと言われています。

 

食事療法のポイント
アレルゲンを含む食品を避ける

アレルギーの原因となるアレルゲンを含む食品は、発作を起こすので食べないようにします。
原因となる食べ物を見極める必要がありますが、基本的には卵、鶏肉、牛乳、牛肉、魚介類、大豆製品などがアレルゲンとなります。

 

肉や甘い物を摂り過ぎない

お腹いっぱいになったり、とくに肉や甘い物は、たくさん食べると発作がおきるので控えます。

 

カルシウムやビタミンCをとる

カルシウムやビタミンCが不足すると、気道粘膜が敏感になって発作がおきやすくなります

カルシウム

骨や歯の主成分となり、神経系の鎮静作用や筋肉収縮機能維持になる

小魚・チーズ・海藻類・緑黄色野菜牛乳

【小魚・チーズ・海藻類・緑黄色野菜】【牛乳】

ビタミンC

結合組織生成、アミノ酸の代謝を助け、病原菌の抵抗力をつける

柑橘類いも類緑黄色野菜

【柑橘類】【芋類】【緑黄色野菜・淡色野菜】

 

肺炎の食事療法

病原体が肺の組織に感染して炎症がおきるものです。
発熱や咳のほか、重症となると呼吸困難や酸素不足で、
顔が紫色になるチアノーゼが起きることがあります。

 

食事療法のポイント
水分をたくさんとる

発熱することで、発汗量が増えるので、水分を十分に補給します。

 

高カロリー・高たんぱくの食品をとる

高齢者の場合は、体力の低下で肺炎にかかることが多いので、
カロリーが高く、たんぱく質の豊かな食事をとり、感染への抵抗力を高めて、体力の回復をはかります。

たんぱく質

熱やエネルギーになり、身体組織を作る

牛ひれ肉・鶏ささみ・魚介類・卵・牛乳・大豆製品

【牛ひれ肉・鶏ささみ・魚介類・卵・牛乳・大豆製品】

 

症状によっては流動食にする

熱が高い間は、胃腸に負担をかけないよう、重湯、牛乳、果汁などの流動食をとるようにします。

 

ショウガやレンコンをとる

ショウガやレンコンをおろして汁にしたものを、湯でといて飲むと、肺炎の発熱や呼吸困難に効果的です。

ショウガレンコン

【ショウガ】【レンコン】

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