心臓から送りだされる血液は、全身をめぐるために圧力がかかっています。
血液は血管の中を通りますが、様々な原因で血管が細くなったり、血液の量や濃度が変化すると、
血管にかかる圧力が高くなります。
高血圧の原因ははっきりしていないことが多いのですが、食事で気を付けるのは塩分の摂りすぎが良くないことがわかっています。
高血圧は成人病でも代表的ですが、放置すると、心臓や脳血管の病気を合併する危険な病気です。
食塩摂取は、1日7グラム以下にします。
日常生活では味噌汁やそばの出汁、漬物などの味付けを薄くするようにします。
外食やお店で購入する総菜などは、どうしても味付けが濃く、塩分が多くなっているので、量を食べ過ぎないようにします。
【味噌汁】【そばの出汁】【漬物】
肥満が高血圧を誘発するのは、わかっています。
ですから食べ過ぎて肥満にならないように注意する必要があります。
肉や魚あるいは乳製品、大豆製品の良質のたんぱく質は高血圧の予防作用があり、必要量を必ず摂るようにします。
たんぱく質
熱やエネルギーになり、身体組織を作る
【牛ひれ肉・鶏ささみ・魚介類・卵・牛乳・大豆製品】
動物性脂肪を摂り過ぎないようにします。
肉や乳製品には、たんぱく質と共に動脈硬化を促進して、高血圧の原因となる、動物性脂肪が多く含まれます。肉の脂身やバターを控え、代わりに植物油や魚油を多く使う用ににしましょう。油そのものの摂りすぎにも注意が必要です。
【植物性油や魚油】
野菜や海藻、芋、豆類に含まれるカリウムや食物繊維は血圧を下げる作用があるので、たくさん摂るようにします。特にカリウムは高血圧の原因となるナトリウムの作用を弱める働きがある重要な成分です。
カリウム
心肺や筋肉機能を調節する
【果物】【生野菜】
カルシウム
骨や歯の主成分となり、神経系の鎮静作用や筋肉収縮機能維持になる
【小魚・チーズ・海藻類・緑黄色野菜】【牛乳】
食物繊維
腸に影響を与える
【ごぼう】
血圧が正常値より低いものが低血圧症で、原因が見当たらないのが多いのです。
正確には病気とは言えないので、治療の必要はありませんが、疲労しやすいとか、頭痛、めまい、耳鳴り、食欲不振などの低血圧症状が出ることが多くなります。
決まった時間に規則正しく食事をします。
ダイエットのためといって朝食を抜くようなことは良くありません。
低血圧の人は胃腸障害を起こしやすいので、1度に多く食べずに、胃に負担を与えないようなものを食べます。
卵、肉、魚など、エネルギーが高く、たんぱく質の豊富な食事を摂るようにします。
【卵】【肉】【魚】
塩は血圧をあげる作用があるので、少し多めにとってみることも効果があります。
【塩】