腎不全と腎・尿管結石の治療を助ける食事療法

腎臓と尿路の食事療法

腎不全には急性・慢性があり、急性は急速に腎機能が低下し、乏尿となって、体内の老廃物が排出されなくなります。腎盂や腎杯にカルシウム、リン尿酸などに石の塊である結石ができるものが腎結石で、尿管に結石ができるものが尿管結石です。

腎不全の食事療法

腎不全には急性・慢性があり、急性は急速に腎機能が低下し、乏尿となって、体内の老廃物が排出されなくなります。

 

慢性の腎不全は慢性腎炎からのことが多く、他の慢性的な腎臓病からもおきます。
むくみが現れ、乏尿、さらに進行すると尿毒症になります。進行すると入院治療が必要になります。

 

食事療法のポイント
エネルギー摂取を十分にとる

体力の低下を予防し、腎臓の負担を減らすために、エネルギーをたっぷり摂り、1日2000キロカロリーで、植物油や糖分などを利用します。

 

たんぱく質も控える

血液中の窒素化合物が増加していますから、たんぱく質は控える必要があり、通常であれば1日に50グラム、重症の人は1日30グラムにします。

 

塩分を減らす

乏尿になるため、塩分は1日に5グラム以内にします。

 

腎・尿管結石の食事療法

腎盂や腎杯にカルシウム、リン尿酸などに石の塊である結石ができるものが腎結石で、尿管に結石ができるものが尿管結石です。

 

通常は腎臓からの結石が尿管に下り、どこかに留まります。
激しい痛みや血尿が出る場合もあり、急性期には入院治療が必要です。

 

食事療法のポイント
栄養バランスの良い食事をする

結石の成分はカルシウムです。
乳製品や肉などの動物性たんぱく質の多い食事を摂りすぎると、尿中のカルシウムが増えすぎて、
結石ができやすくなるので、野菜や果物を多く摂るようにします。

 

水分をたっぷりとる

尿の中のカルシウム濃度が高くなると結石ができやすくなるため、水分を多くとります。

 

ビタミンD、マグネシウムをとる

ビタミンDやマグネシウムが不足すると、腎臓にカルシウムが沈着して結石ができやすくなります。

ビタミンD

骨や歯を生成する

レバー卵黄牛乳干しシイタケ

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マグネシウム

骨を形成する成分

玄米そばナッツジャガイモ

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