内科・内分泌代謝科・外科・内分泌外科
甲状腺がんは、代謝ホルモンを分泌する甲状腺に発生する癌です。
腺がんや悪性リンパ腫など数種類のものがありますが、その中で多いのは腺がんで、甲状腺がんの8割が腺がんです。腺癌は進行が遅い癌で、発症するのは、40歳代以下の若い女性が多く、男性より女性のほうが発症率が高いのです
まったく自覚症状がない場合もありますが、初期でも喉に圧迫感があったり、声がかすれたりすることがあり、症状としては首の真ん中あたりが腫れることが多いです。
手術で癌ができた部位だけか、甲状腺そのものを摘出したりするほか、放射線療法や化学療法を行います。
副甲状腺がんは、甲状腺の裏側にあるカルシウムの代謝をする副甲状腺に発生する癌で、この癌が発生すると、副甲状腺の働きが通常より活発になり、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて、副甲状腺機能亢進症がおき血中カルシウム濃度が高くなります。
甲状腺に腫瘍が発生すれば、たいがい副甲状腺機能亢進症の症状が現れますが、その腫瘍は悪性の場合と良性の腫瘍に分かれ、悪性の場合は腫瘍の数パーセントです。
カルシウムが過剰になることで、喉が渇き、尿量が増え、進行すると、筋力の低下や吐き気、便秘などが現れてきます。
副甲状腺摘出の治療をします。
副腎ガンは、副腎に発生する腫瘍のうち、最も悪性の腫瘍です。
一般には、副腎に発生する腫瘍のほとんどが良性で、悪性のものは僅かです。
ただ、腫瘍が良性であっても、副腎では色々なホルモンを出しているので、
腫瘍が発生することで様々なホルモン過剰がおきてきます。
クッシング症候群が発生すれば、顔が満月のように丸くむくんだり、糖尿病や高血圧がおきてきます。原発性アルドステロン症の症状が現れてくると高血圧がおき、褐色細胞腫が発症すれば、高血圧や顔面紅潮、発汗、動悸などが現れます。
普通は手術で副腎を摘出します。