食べ過ぎや運動不足による単純性肥満と、他の病気が原因となって起きる症候性肥満あります。また、病気による症候性で痩せているケースもありますので、栄養吸収障害などがある場合には症状など注視して治療しなければいけません。

高・低カルシウム血症
病気の影響で発症する低カルシウム血症や高カルシウム血症ですが、低カルシウム血症はネフローゼ症候群、慢性腎不全、原発性副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症、低マグネシウム血症です。高カルシウム血症は血液中のカルシウムの濃度が高くなる病気の症状と治療法です。
内分泌代謝科・内科
低カルシウム血症は、血液中のカルシウムが1デシリットル当たり8.5ミリグラム以下になることで、この値は正常値より、ずっと少ない値です。
その原因としては、ネフローゼ症候群、慢性腎不全、原発性副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症、低マグネシウム血症、悪性の腫瘍の一部です。
神経、筋肉が興奮しやすくなり、手足の先や口の周りにしびれる感じがあり、
また、手指が動かせなくなるテタニー発作を起こすこともあります。
精神神経症状、消化器症状、低血圧や不整脈など現れることもあります。
原因となっている病気の治療するのと共に、カルシウム剤やビタミンD剤を服用し、
テタニー発作を起こしている場合には、注射でカルシウムを補給します。
高カルシウム血症は、血液中のカルシウムが1デシリットル当たり10.5ミリグラム以上になることです。
副甲状腺ホルモンが多量に分泌される原発性副甲状腺機能亢進症や、ビタミンAやビタミンDの過剰か、悪性腫瘍に伴って、血液中のカルシウムの濃度が高くなり、高カルシウム血症を起こします。
腎臓が尿を濃縮できないためにおきる脱水症状、食欲不振、嘔吐、便秘などの消化器症状や徐脈などの不整脈が現れたり、精神神経症状などが主な症状です。
症状がひどい場合は、意識障害や昏睡状態に陥りますので、早急に治療の必要があります。
原因となっている病気の治療するのと共に、強力な骨吸収抑制剤の注射、食塩水の点滴、利尿剤、副腎皮質ステロイド剤などが使用されます。