食べ過ぎや運動不足による単純性肥満と、他の病気が原因となって起きる症候性肥満あります。また、病気による症候性で痩せているケースもありますので、栄養吸収障害などがある場合には症状など注視して治療しなければいけません。
高・低カリウム血症
血液中のカリウム濃度が低下する低カリウム血症ですが腎臓病や利尿剤の使用などで、尿へのカリウム排出が増えて低カリウム血症がおきるのです。尿へのカリウムの排出が減り血液中のカリウムが増加する高カリウム血症の症状と治療法です。
内分泌代謝科・内科
カリウムは食品から摂取されて尿や便から排泄されますが、排泄がされすぎて、血液中のカリウム濃度が低下するのが低カリウム血症です。
主な原因は、腎臓からのカリウム排泄量が増えて、体外に多く出てしまうことですが、カリウム摂取量が減ったり、嘔吐や下痢で消化液を失ったり、腎臓病や利尿剤の使用などで、尿へのカリウム排出が増えて低カリウム血症がおきるのです。
また、クッシング症候群、悪性高血圧、慢性腎炎などでもおきます。
筋肉の力が落ちて、悪化すると手足が麻痺します。
腎臓が尿を濃縮する作用も阻害され、薄い尿で頻尿となってしまいます。
悪化すると、生命にかかわります。
原因となっている病気の治療をするとともに、食品や塩化カリウムを補給します。
腎不全のためカリウムの処理能力が低下して排出に障害がおきたり、副腎の病気でアルドステロンの分泌が低下すると、尿へのカリウムの排出が減って、血液中のカリウムが増加して高カリウム血症となります。
血液が酸性の傾向になると、細胞組織のカリウムが血液に流れ込みやすくなって、血中のカリウム濃度が上がります。
症状は筋肉の低下と、不整脈などの心臓の拍動の異常が中心となります。
症状が重いと、危険な不整脈のために、心臓停止がおきて生命にかかわります。
危険な病気なので、原因となる病気も含めて、早急な治療が必要です。
カリウムの摂取量を減らすとともに、尿や便へのカリウム排出を増やす薬剤を使用します。