子供の腹痛は本当に困る|子供・乳児の症状で病名が違う

腹痛は痛む場所と症状

上腹部中央が痛む、右上腹部が痛む、みぞおちが痛む、左上腹部が痛む、左右どちらかの上腹部が痛む、下腹部全体が痛む、左右の下腹部が痛む、腹部全体が痛む、痛む場所がはっきりわからないなどの腹痛はその痛む場所と症状によって病名が違ってきます。子供と乳児の症状一覧。

腹痛がする場所はどこ?

お腹が痛む

疑われる病気 主な症状
急性胃炎 急性胃炎では、みぞおちの痛み、吐き気、嘔吐などの症状が現れ、症状の現れ方が急激である。
慢性胃炎 慢性胃炎は、上腹部のもたれや、胃のむかつき、食欲不振、胃の不快感などがあり、空腹時や食後に胃痛や吐き気があり、発熱を伴うことがある。
腸炎 腸炎は、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱などの症状がみられる。下痢は次第に水様便になり、緑色っぽくなることもある。
消化性潰瘍 消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)は、上腹部痛、吐血や下血、胸やけ、げっぷなどが見られ、腹痛は食後におこりやすく、軽食を取ったり牛乳を飲んだりすると軽くなる傾向がある。
過敏性腸症候群 過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)は、下痢と便秘を繰り返し、腹痛や腹部不快感、腹鳴などを伴い、頭痛、めまい、動悸、疲労感などの自律神経失調症状や精神神経症状も見られる
虫垂炎 虫垂炎(ちゅうすいえん)の初期症状の痛みは、みぞおちやへその部分から始まり、しだいに右下腹部へと移動していくのが特徴。吐き気、嘔吐、発熱を伴う
急性腹膜炎 急性腹膜炎(きゅうせいふくまくえん)は、激しい腹痛、冷や汗、吐き気、嘔吐がみられる。
腸閉塞
イレウス
腸閉塞(ちょうへいそく)は、突然あるいはだんだん激しくなる腹痛、嘔吐、排便・排ガスの停止が大きな症状で、脱水症状やショック症状がみられることもある
急性膵炎
慢性膵炎
膵炎(すいえん)は、上腹部や背中に強い痛みがおこり、痛みのために、身体を折り曲げるような姿勢をとり、アルコールを飲み過ぎたときに起こるのは急性膵炎で、3か月以上鈍痛が続く場合は慢性膵炎
急性胆のう炎 急性胆のう炎(たんのうえん)は、寒気、ふるえ、吐き気、発熱、みぞおちや、右上腹部の痛みなどの症状が現れる
先天性胆道拡張症 先天性胆道拡張症(せんてんせいたんどうかくちょうしょう)は、上腹部痛、発熱、黄疸などがみられ、お腹にしこりがある
鼠径ヘルニア
脱腸
鼠径(そけい)ヘルニアは、鼠径部(モモの付け根)が腫れ、鈍痛や不快感を伴い、ヘルニア嚢内に、腸が入り込んでも元に戻らなくなると、血液障害がおこって、腹痛、吐き気、嘔吐がおきる。
尿道結石 尿道結石(にょうどうけっせき)は、脇腹、腹、下腹部などに強い痛みを感じ、血尿、頻尿、残尿感などが現れることもある
反復性臍せん症 反復性臍せん症(はんぷくせいさいせんしょう)は、食前や食事中などに一過性の腹痛がおこる。
心因性腹痛 心因性腹痛(しんいんせいふくつう)は、不安や緊張などが原因で、腹痛がおこる。

 

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