疑われる病気 |
主な症状 |
急性胃炎 |
急性胃炎では、みぞおちの痛み、吐き気、嘔吐などの症状が現れ、症状の現れ方が急激である。 |
慢性胃炎 |
慢性胃炎は、上腹部のもたれや、胃のむかつき、食欲不振、胃の不快感などがあり、空腹時や食後に胃痛や吐き気があり、発熱を伴うことがある。 |
腸炎 |
腸炎は、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱などの症状がみられる。下痢は次第に水様便になり、緑色っぽくなることもある。 |
消化性潰瘍 |
消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)は、上腹部痛、吐血や下血、胸やけ、げっぷなどが見られ、腹痛は食後におこりやすく、軽食を取ったり牛乳を飲んだりすると軽くなる傾向がある。 |
過敏性腸症候群 |
過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)は、下痢と便秘を繰り返し、腹痛や腹部不快感、腹鳴などを伴い、頭痛、めまい、動悸、疲労感などの自律神経失調症状や精神神経症状も見られる |
虫垂炎 |
虫垂炎(ちゅうすいえん)の初期症状の痛みは、みぞおちやへその部分から始まり、しだいに右下腹部へと移動していくのが特徴。吐き気、嘔吐、発熱を伴う |
急性腹膜炎 |
急性腹膜炎(きゅうせいふくまくえん)は、激しい腹痛、冷や汗、吐き気、嘔吐がみられる。 |
腸閉塞 イレウス |
腸閉塞(ちょうへいそく)は、突然あるいはだんだん激しくなる腹痛、嘔吐、排便・排ガスの停止が大きな症状で、脱水症状やショック症状がみられることもある |
急性膵炎 慢性膵炎 |
膵炎(すいえん)は、上腹部や背中に強い痛みがおこり、痛みのために、身体を折り曲げるような姿勢をとり、アルコールを飲み過ぎたときに起こるのは急性膵炎で、3か月以上鈍痛が続く場合は慢性膵炎 |
急性胆のう炎 |
急性胆のう炎(たんのうえん)は、寒気、ふるえ、吐き気、発熱、みぞおちや、右上腹部の痛みなどの症状が現れる |
先天性胆道拡張症 |
先天性胆道拡張症(せんてんせいたんどうかくちょうしょう)は、上腹部痛、発熱、黄疸などがみられ、お腹にしこりがある |
鼠径ヘルニア 脱腸 |
鼠径(そけい)ヘルニアは、鼠径部(モモの付け根)が腫れ、鈍痛や不快感を伴い、ヘルニア嚢内に、腸が入り込んでも元に戻らなくなると、血液障害がおこって、腹痛、吐き気、嘔吐がおきる。 |
尿道結石 |
尿道結石(にょうどうけっせき)は、脇腹、腹、下腹部などに強い痛みを感じ、血尿、頻尿、残尿感などが現れることもある |
反復性臍せん症 |
反復性臍せん症(はんぷくせいさいせんしょう)は、食前や食事中などに一過性の腹痛がおこる。 |
心因性腹痛 |
心因性腹痛(しんいんせいふくつう)は、不安や緊張などが原因で、腹痛がおこる。 |