子供・乳児の発熱と鼻水、のどの痛み、呼吸困難、発疹が出る症状

高熱・微熱が続く病気

子供の発熱と伴って、鼻水やのどの痛み、咳が出る、息切れする・呼吸困難がある、発疹が出る、もしくはけいれんやひきつけ、腹痛・下痢がある、関節痛がある、目の充血がある、耳が聞こえづらい、頻尿や排尿痛があるときの症状があるときの病名です。

高熱を伴う病気

咳・鼻水・喉の痛みがある

疑われる病気 主な症状
風邪症候群 風邪症候群は発熱と一緒に、くしゃみ・鼻水・鼻つまり・のどの痛み、咳・痰・だるさ・食欲不振・嘔吐・下痢などの症状を伴う。
インフルエンザ インフルエンザは39度前後の急な発熱と悪寒・頭痛・関節痛・腰の痛み・手足の痛みやだるさ、のどの痛み・咳・鼻水などが現れる。
急性咽頭炎 急性咽頭炎(きゅうせいいんとうえん)は、のどが赤く腫れてヒリヒリして異物感を感じ、物を飲み込むと痛む。発熱や全身のだるさなどを伴うこともある。
急性喉頭炎 急性喉頭炎(きゅうせいこうとうえん)は、のどに乾燥感・かゆみ・痛みがあり、発熱して咳が出る。声がかれて出なくなることもある。
急性扁桃炎 急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)は、38度以上の発熱と悪寒に加え、喉が赤く腫れて痛み、物を飲み込めなくなるほど喉が痛む。

 

息切れ・呼吸困難を伴う

疑われる病気 主な症状
急性気管支炎 急性気管支炎(きゅうせいきかんしえん)は、38度前後の発熱と乾いた咳で発病し、鼻水・喉の痛み・鼻づまり・声がれ・倦怠感などを伴う。咳はだんだん湿り気を帯び、黄色っぽい痰が出てくる。
肺炎 肺炎(はいえん)は、38度前後の発熱・悪寒・咳・痰・刺すような胸痛などを伴う。進行すると、呼吸困難・チアノーゼ・全身倦怠感、脱水症状などが現れる。
肺化膿症 肺化膿症(はいかのうしょう)は、発熱・悪寒・咳・息苦しさ・胸痛などの症状がみられ、悪臭を伴う痰が大量にでる。
胸膜炎
(肋膜炎)
胸膜炎(きょうまくえん)は、胸痛・胸部圧迫感・呼吸困難・発熱・血痰・体重の減少などがみられる。
膿胸 膿胸(のうきょう)は、発熱・咳・胸痛などが主な症状なものの、症状が出ないこともある。

 

発疹が出る

疑われる病気 主な症状
風疹(三日はしか) 風疹は38〜39度の発熱と共に、耳の後ろや首のリンパ節が腫れて、全身にピンク色の斑点が現れる。まれに鼻炎、頭痛、のどの痛みなどを伴うことがある
はしか(麻疹) はしかは、風邪の症状や目の充血が2〜3日続いた後、口の中に白い小さな斑点ができ、いったん熱が下がるものの、その後、再び、発熱して発疹が全身に広がる。
水疱瘍(水泡) 水泡瘍(すいほうよう)は、発熱と共に胴体に発疹(丘疹)が現れ、水が溜まって水泡になり、水泡は2〜3日でかさぶたになるが、次々と新しい発疹ができ、胴体に丘疹、水泡、かさぶたが混じる。
単純性疱疹(ヘルペス) >ヘルペスは、身体に小さな水泡が集まってでき、痛痒さを伴い、しばらくすると、水泡は破れて、かさぶたになり、2週間ほどで治る。
川崎病 川崎病は、39度前後の高熱が5日以上続いた後、全身の発疹、首のリンパ節の腫れ、目の充血がおき、手の甲がパンパンに腫れたり、手のひら、足の指先、足の裏などが赤くむくんで、爪のところから皮がむけてくる。
突発性発疹 >突発性発疹は、突然、高熱が出て、発熱が2〜3日続いた後、熱が下がると同時に体にピンク色の発疹が現れて、1〜2日で消える。
蕁麻疹 >蕁麻疹(じんましん)は、突然、皮膚に円形状か不規則な地図のような赤く盛り上がった晴れが生じ、強いかゆみを伴う。出没を繰り返し、こすると拡大して全身の皮膚に及ぶ。
伝染性紅斑
リンゴ病
リンゴ病は、鼻を中心として両頬に紅斑が現れて、ほてりやかゆみを伴う。その後、腕の外側や太ももの前面にレース状や網目状の盛り上がった紅斑ができる。
しょう紅熱 しょう紅熱は、発熱した後、全身に鮮紅色のかゆみが伴う発疹が広がる。舌にもブツブツができて、のどが痛んだり、頸部のリンパ節が腫れることもある。
手足口病 手足口病は、発熱が数日続いた後、口の中に痛みを伴う粘膜疹ができ、手足に小さな水泡ができ、夏に起きやすい。

 

けいれんやひきつけを伴う

疑われる病気 主な症状
熱性けいれん 熱性けいれんは、乳幼児が高熱を出した後、ひきつけをおこすが、数分で収まる。
高体温症 高体温症は、感染症、脳血管障害、膠原病、内分泌疾患、悪性腫瘍、薬剤性、肺梗塞、心筋梗塞、熱中症、悪性高熱症がある。
ウィルス性脳炎
髄膜炎
ウィルス性脳炎は、38度〜40度の発熱、悪寒、激しい頭痛、吐き気、嘔吐、痙攣、意識障害の症状があり、髄膜炎では首の後ろが硬く貼り、前に曲げようとすると痛む。

 

腹痛・下痢を伴う

疑われる病気 主な症状
脳腫瘍 脳腫瘍(のうしゅよう)は、発熱のほか頭痛や吐き気などの症状が伴う。腫瘍の発生部位によっても物が二重に見え、めまい、耳鳴り、てんかん、意識障害、運動障害、神経症状などが現れることもある。
急性胃炎 急性胃炎(きゅうせいいえん)は、みぞおちの痛みや胃のむかつき、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、発熱などの症状がみられる
腸炎 腸炎は、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱などの症状がみられる。下痢は次第に水様便になり、緑色っぽくなることもある。

 

関節痛がある

疑われる病気 主な症状
腹膜炎 腹膜炎(ふくまくえん)は、急性の場合は激しい腹痛、冷や汗、吐き気、嘔吐、チアノーゼなどがみられる。慢性の場合は、腹水、下腹部痛、微熱、消化障害、吐き気、嘔吐などがある。
リウマチ熱 リウマチ熱は、喉に炎症がおき、2〜3週間後、発熱、関節痛、腰痛などが現れる。手足が変な動きをしたり、体にピンク色の発疹が生じることもある。

 

発熱と目の充血を伴う

疑われる病気 主な症状
結膜炎
角膜炎
結膜炎や角膜炎は、目ヤニや涙がでる。若年性関節リウマチや川崎病でも目の充血が現れることがある。

 

耳の痛みがある

疑われる病気 主な症状
咽頭結膜熱
プール熱
咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)は、38度〜39度の高熱に続いて、目の充血、のどやリンパ節の腫れなど、夏におこることが多い。
急性中耳炎 急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)は、耳の強い痛みと発熱で始まり、耳がつまった感じ、難聴、耳垂れがおきる。
おたふくかぜ おたふくかぜは、高熱に続いてから、片耳の下に痛みがおこり、数日後、もう片方の耳の下も腫れてくる。

 

発熱と排尿痛がある

疑われる病気 主な症状
尿路感染症 尿路感染症(にょうろかんせんしょう)は、発熱、腰痛、排尿時の痛み、残尿感、尿が濁るなどの症状がある。
夏季熱 夏季熱(かきねつ)は、乳幼児が朝方または夕方から夜半にかけて発熱するもので夏に見られる症状。

 

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