排便の異常
急に下痢になった、いつも下痢である、同じように、急に便秘になる、もしくはいつも便秘になる、タール便と言われる便が黒い、血便が出る、下血が出る症状が現れる病気
疑われる病気 | 主な症状 |
---|---|
胃潰瘍 | 胃潰瘍(いかいよう)は、みぞおちの痛み、吐血や下血、胸やけ、げっぷなどが見られ、腹痛は食後におこりやすい |
十二指腸潰瘍 | 十二指腸潰瘍は、みぞおちの痛み、胸やけ、出血、吐き気などで、痛みや空腹時や夜間に起こることが多い |
過敏性腸症候群 | 過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)は、下痢と便秘を繰り返し、腹痛や腹部不快感、腹鳴などを伴い、頭痛、めまい、動悸、疲労感などの自律神経失調症状や精神神経症状も見られる |
胆のう炎 | 胆のう炎(たんのうえん)は、右上腹部の痛み、吐き気、腹部膨満感、下痢、便秘などがあり、疲労や過食によって症状が悪化して発熱することがある |
胆石症 | 胆石症(たんせきしょう)は、みぞおちから上腹部にかけて突然激しい痛みが起き、痛みは背中から肩まで広がり、吐き気、寒気、震えを伴うこともあり、脂肪の多い食事をした後に起こりやすい |
甲状腺機能低下症 | 甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)は、だるさや脱力感、汗をかきにくい、皮膚が乾燥し、皮膚が冷たい、寒がり、貧血、手足や顔がむくむなどの症状をみる |
高カルシウム血症 | 高カルシウム血症は、脱水症状、食欲不振、吐き気、嘔吐、徐脈などの症状がみられる |
低カリウム血症 | 低カリウム血症は、手足の筋肉の麻痺、腸閉塞、不整脈などの症状を示す |
巨大結腸症 |
巨大結腸症(きょだいけっちょうしょう)は、頑固な便秘、腹部膨満感などがある |
認知症 痴呆 |
認知症は、知的機能の低下、妄想、不安、興奮、性格の変化などを示す |
直腸がん | 直腸がんは、黒色便あるいは鮮血が付着した便、下痢と便秘を繰り返す、便通が不規則になり、腹痛、発熱などだが、早期ではまったく症状がない |
子宮筋腫 | 子宮筋腫は、月経時に出血量が多く、月経時以外で不正出血がみられたり、月経がいつまでもつづいたりして、貧血や息切れ、めまい、便秘、頻尿などの症状が現れる |
卵巣嚢腫 | 卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)は、お腹が張る、腹痛、便秘、頻尿、残尿感、月経痛などの症状が現れる |
妊娠 | 妊娠を維持する黄体ホルモンが腸の働きを抑えるので便秘がちになる |
薬剤の服用 | 一部の胃酸薬、血圧降下剤、利尿剤、抗うつ剤、モルヒネなどの麻薬の服用によって便秘になることがある |