肥満・痩せすぎ・太りすぎ・食欲の異常になる症状の病気

肥満と食欲の異常

病気による肥満つまり食べてもいないのに太り過ぎる、逆に食欲不振で痩せすぎる、もしくは食べているのに痩せすぎる、食欲がない、食欲があり過ぎる、健康であれば問題ないのですが食事の異常による症状です

症状で違う病気

太りすぎ・肥満になる

疑われる病気 主な症状
太りすぎ 肥満は栄養の摂りすぎと運動不足によって脂肪が正常以上に増加した状態で、副腎皮質ホルモン剤、精神安定剤、経口避妊薬などの服用によって太ることがある
糖尿病 糖尿病(とうにょうびょう)は、異常な喉の渇き、多尿、頻尿、だるさがみられ、進行すると、食欲が増進するにもかかわらず体重が減少してくる
甲状腺機能低下症 甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)は、だるさや脱力感、汗をかきにくい、皮膚が乾燥し、動作が緩慢になり、髪の毛が細く抜けやすくなるなどの症状がみられる
クッシング症候群 クッシング症候群は、手足は細くなるのに胴体や顔が肥満していくのが特徴的で、首や胴体が太くなり、手足が細く見える
インスリノーマ インスリノーマは、低血糖となり、異常な空腹感、フラフラし、脱力感などの症状がみられる

 

食欲不振による痩せすぎ

疑われる病気 主な症状
各種の消化器疾患 胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などで痩せることがある
拒食症 拒食症(きょしょくしょう)は、ダイエット願望から極度に食事制限をし体重が減り、ほとんど食べていないのに胸やけや胃のもたれ、げっぷなどがおこり、何も食べられなくなる
副腎皮質機能不全 副腎皮質機能不全は、倦怠感、吐き気、嘔吐、体重減少、血圧低下などがおこり、全身に赤褐色の色素沈着がみられる
副甲状腺機能亢進症 副甲状腺機能亢進症(ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう)は、腹痛、口の渇き、血尿、食欲不振、体重減少、疲労感がみられる
食道がん、胃がん、肺がん、腸癌、肝臓癌、すい臓がんなど食欲不振に加え、各疾患特有の症状がある

 

食欲はあるのに体重が減っていく

疑われる病気 主な症状
吸収不良症候群 吸収不良症候群は、下痢、貧血、体重減少、手指の末端のむくみ、倦怠感がある
糖尿病 糖尿病(とうにょうびょう)は、異常な喉の渇き、多尿、頻尿、だるさがみられ、進行すると、食欲が増進するにもかかわらず体重が減少してくる
バセドウ病 バセドウ病は、食欲が増進するにもかかわらず体重が減少し、脈が速くなって動悸を感じ、汗ばむ、疲れやすい、指のふるえや甲状腺の腫れ、眼球の突出などが現れる
褐色細胞腫 褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)は、脈と同じように、ズキズキする頭痛を伴って血圧が上昇し、動悸、指先の震え、汗が出るのに手足が冷たく指先が震え、体重が減るなどの症状がある

 

食欲不振・食欲がない

疑われる病気 主な症状
急性胃炎 急性胃炎では、みぞおちの痛み、吐き気、嘔吐などの症状が現れ、症状の現れ方が急激。
慢性胃炎 慢性胃炎は上腹部のもたれや胃の不快感などがあり、空腹時や食後に胃痛や吐き気がある
胃潰瘍 胃潰瘍(いかいよう)は、みぞおちの痛み、吐血や下血、胸やけ、げっぷなどが見られ、腹痛は空腹時におこりやすく、また食後におこりやすい
十二指腸潰瘍 十二指腸潰瘍は、みぞおちの痛み、胸やけ、出血、吐き気などで、痛みや空腹時や夜間に起こることが多い
腸炎 腸炎(ちょうえん)は、腹痛、下痢、吐き気、発熱などの症状が現れ、差し込む痛みや鈍痛をへそのあたりに感じることが多い
潰瘍性大腸炎 潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は、血便、腹痛、渋り腹などで、1日に何度も便意がおき、重症になると、発熱や頻脈、貧血、体重減少などを伴うこともある
虫垂炎
(盲腸炎)
虫垂炎(ちゅうすいえん)は、右下の腹部が痛くなり吐き気や嘔吐がおきる。へその周囲痛や下痢、発熱がある
急性ウィルス肝炎 急性ウィル肝炎は、全身倦怠感、脱力感、吐き気、発熱などが典型的な症状で、上腹部に鈍痛があり数日後に黄疸が現れる
慢性ウィルス肝炎 急性ウィル肝炎は、全身倦怠感、みぞおち周辺の不快感、吐き気、嘔吐、食欲不振、体重減少がある
肝硬変 肝硬変(かんこうへん)は、倦怠感や微熱、食欲不振、腹痛などがおき、指先や指の付け根に紅斑が現れたり、首、肩、胸などにクモの手足のような毛細血管の広がりがおきる
胆のう炎 胆のう炎(たんのうえん)は、寒気、ふるえ、吐き気、発熱、みぞおちや、右上腹部の痛みなどの症状が現れ、急性症状が消えた後でも、同様の症状を繰り返し起きてきて慢性になることもある
胆石症 胆石症(たんせきしょう)は、みぞおちから上腹部にかけて突然激しい痛みが起き、痛みは背中から肩まで広がり、吐き気、寒気、震えを伴うこともあり、脂肪の多い食事をした後に起こりやすい
慢性膵炎 慢性膵炎(すいえん)は、みぞおち周辺の痛みや消化吸収障害による体重減少などがみられる
慢性糸球体腎炎 慢性糸球体腎炎(まんせいしきゅうたいじんえんは、血尿、発熱、吐き気などがみられる
ネフローゼ症候群 ネフローゼ症候群は、顔面や足のむくみ、吐き気、だるさ、疲れやすい、お腹が張る、腹痛、冷や汗、頻脈、尿量の減少などの症状が現れる
甲状腺機能低下症 甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)は、だるさや脱力感、汗をかきにくい、皮膚が乾燥し、皮膚が冷たい、寒がり、貧血、手足や顔がむくむなどの症状をみる
副腎皮質機能低下症 副腎皮質機能低下症(ふくじんひしつきのうていかしょう)は、食欲不振、吐き気、嘔吐、疲労感、体重減少、低血糖などがおこり、全身に赤褐色の色素沈着が見られることが多い
副甲状腺機能亢進症 副甲状腺機能亢進症(ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう)は、腹痛、口の渇き、血尿、食欲不振、体重減少、疲労感がみられる
うっ血性心不全 うっ血性心不全は、呼吸困難、全身のむくみ、嘔吐、腹部膨満感、倦怠感を感じ、むくみは夕方に強くなる
尿毒症 >尿毒症(にょうどくしょう)は、頭痛、貧血、体重減少、全身倦怠感、吐き気、色素沈着、呼吸困難、けいれんなどの症状がおきる
躁うつ病 躁うつ病(そううつびょう)は、気分が落ち込み、意欲がわかない、考えがまとまらないなどの精神症状をはじめ、疲労感、頭痛、便秘、肩こり、不眠などの症状がでる
各種の悪性腫瘍 胃癌や肝臓癌、すい臓がんなどは食欲不振に加え各疾患特有の症状を示す
薬剤の使用 解熱鎮痛剤や抗生物質などの服用、アルコールの摂取などで食欲が低下することがある

 

食欲があり過ぎる

疑われる病気 主な症状
糖尿病 糖尿病(とうにょうびょう)は、異常な喉の渇き、多尿、頻尿、だるさがみられ、進行すると、食欲が増進するにもかかわらず体重が減少してくる
バセドウ病 バセドウ病は、食欲が増進するにもかかわらず体重が減少し、脈が速くなって動悸を感じ、汗ばむ、疲れやすい、指のふるえや甲状腺の腫れ、眼球の突出などが現れる
老年認知症 老年認知症は、少し前に食事をしたばかりなのに、忘れてまた食べようとするなどの記憶障害がおきる

 

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